ビジネスシーンにおいて、公的文書を書く場合などは、正しく適切な日本語表現をとれた方がよいですね。
ただ、形容詞の用法など、どのように使い分けをすべきか曖昧な言葉も多くあります。
例えば、「頻度」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」では、どれがふさわしいのか、またその使い分けなど迷った経験はないでしょうか。
ここでは、どれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
目次
「頻度」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
結論として「頻度」に続く表現としては「高い」が最も適しており、一般的に使用されています。
具体的な理由について以下で確認していきましょう。
「頻度」はある事象が起こる回数や間隔を表す言葉です。
この「頻度」に続く言い回しとしては、「高い」と「多い」が適しています。
一般的に使用される「高い」のほか、「多い」も正しい表現です。
「大きい」や「強い」は「頻度」との組み合わせではあまり使用されません。
この他にも「頻度が上がる」「頻度が増す」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」「少ない」「弱い」といった表現についても、確認しておきましょう。
頻度が「低い」「少ない」は正しい表現で、よく使用されます。
一方で、「小さい」「弱い」は頻度との組み合わせであまり使用されません。
この他の表現として「頻度が下がる」「頻度が減る」なども広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」「多い」とその対義語の「低い」「少ない」が最も一般的で適切な表現です。
「大きい」「強い」や「小さい」「弱い」は頻度との組み合わせではあまり使用されません。
頻度が高い、多い、低い、少ないの例文
では、実際に例文を用いて「頻度が高い、多い、低い、少ない」の使い方を確認しておきましょう。
・都心部では、交通事故の発生頻度が高い。
・最近、この店の利用頻度が多くなった。
・セールの開催頻度が低いため、客足が遠のいている。
・田舎では、電車の運行頻度が少ない。
その他の正しい表現の例
・新商品の発売により、店舗の来客頻度が上がる。
・病気の再発を防ぐには、検診の受診頻度を増すことが大切だ。
・テレワークの普及により、オフィスへの出勤頻度が下がる。
・喫煙者が禁煙すると、病気のリスクが減る。
・運動の頻度を高めることで、健康を維持できる。
・ストレスを溜めすぎると、体調不良になる頻度が高くなる。
まとめ:頻度に続くのは「高い」「多い」「低い」「少ない」
ここでは、「頻度」には「高い」「大きい」「多い」「強い」どの形容詞が続くのが適切かについて解説しました。
適切な表現方法を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。