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【Excel】エクセルでテキストボックスを削除(一括・まとめて大量・範囲で選択・マクロも)

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エクセルでデータを扱っていると、「テキストボックスを削除したい」「大量のテキストボックスを一括で消したい」「特定の範囲内のテキストボックスだけまとめて削除したい」といった場面に遭遇することはありませんか?

この記事では【Excel】エクセルでテキストボックスを削除(一括・まとめて大量・範囲で選択・マクロも)方法について解説していきます。

ポイントは

・ジャンプ機能でオブジェクトを一括選択して削除
・範囲指定でテキストボックスを選択的に削除
・VBAマクロで大量のテキストボックスを効率的に削除

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

目次

エクセルでテキストボックスを個別に削除する方法1【クリックして削除】

エクセルでテキストボックスを削除する最も基本的な方法が、個別にクリックして削除することです。

テキストボックスの枠線をクリックして選択し、Deleteキーを押すことで、簡単に削除できます

例えば、ワークシート上にいくつかのテキストボックスが配置されている状況を考えてみましょう。特定のテキストボックスだけを削除したい場合、この方法を使えば簡単に実現できるでしょう。

解決方法【テキストボックスを選択して削除】

具体的な手順を見ていきます。

まず、削除したいテキストボックスの枠線部分をクリックして選択しましょう。

 

テキストボックスが選択されると、枠線が太くなり、四隅と辺の中央にハンドル(小さな丸や四角)が表示されます。

この状態でDeleteキーを押してください。

テキストボックスが削除されるわけです。

注意点として、テキストボックスの内部(テキスト部分)をクリックすると、テキスト編集モードになってしまいます。この状態でDeleteキーを押すと、テキストボックス自体ではなく文字が削除されてしまうため、必ず枠線部分をクリックしましょうか。

複数のテキストボックスを選択する方法

複数のテキストボックスを個別に選択して削除したい場合は、Ctrlキーを使います。

最初のテキストボックスの枠線をクリックして選択し、Ctrlキーを押しながら他のテキストボックスの枠線をクリックしていきます。

削除したいテキストボックスを全て選択したら、Deleteキーを押せば、選択した全てのテキストボックスが一度に削除されるでしょう。

エクセルで全てのテキストボックスを一括削除する方法2【ジャンプ機能を活用】

1つずつ選択するのではなく、シート内の全てのテキストボックスを一括で削除したい場合もあるでしょうか?

そんな時に役立つのが、ジャンプ機能を使ってオブジェクトをまとめて選択し、一括削除する方法です。

この方法を使えば、シート内の全てのテキストボックスや図形を効率的に削除できます。

大量のテキストボックスが配置されている場合に特に有効です。

解決方法【ジャンプ機能でオブジェクトを一括選択】

「ホーム」タブをクリックして、リボンの右側にある「検索と選択」ボタンをクリックします。

表示されるメニューから「条件を選択してジャンプ」を選択しましょう。または、F5キーを押してから「セル選択」ボタンをクリックすることでも同じダイアログを開けます。

「選択オプション」ダイアログボックスが表示されたら、「オブジェクト」を選択して「OK」をクリックしてください。

これで、シート内の全てのオブジェクト(テキストボックス、図形、画像など)が選択されるわけです。

選択された状態で、Deleteキーを押しましょう。

全てのテキストボックスが一括で削除されます。

テキストボックスのみを選択的に削除したい場合

ジャンプ機能では全てのオブジェクトが選択されるため、図形や画像も一緒に削除されてしまいます。

テキストボックスだけを削除したい場合は、選択後に残したいオブジェクトをCtrlキーを押しながらクリックして選択解除しましょう。または、後述するマクロを使う方法が確実です。

エクセルで特定範囲のテキストボックスを削除する方法3【オブジェクトの選択と表示ペイン】

全てではなく、特定の範囲内のテキストボックスだけを削除したい場合もあるでしょう。

そんな時には、オブジェクトの選択と表示ペインを使う方法が便利です。

オブジェクトの選択と表示ペインを使えば、シート内の全てのオブジェクトをリスト表示し、削除したいものだけを選択的に除去できます

特定のエリアにあるテキストボックスや、名前で識別できるテキストボックスを削除したい場合に有効です。

解決方法【選択ペインから削除】

「ホーム」タブをクリックして、「検索と選択」ボタンをクリックしましょう。

メニューから「オブジェクトの選択と表示」を選択してください。

画面の右側に「選択」ペイン(または「オブジェクトの選択と表示」ペイン)が表示されます。

このペインには、シート内の全てのオブジェクトがリスト形式で表示されるわけです。

削除したいテキストボックスをリストから選択しましょう。複数選択する場合は、Ctrlキーを押しながらクリックしてください。

選択したら、Deleteキーを押すか、右クリックメニューから削除を選択します。

これで選択したテキストボックスのみが削除されるでしょうか。

範囲を指定してテキストボックスを選択する方法

特定の範囲内のテキストボックスのみを選択したい場合は、別の方法を使います。

「ホーム」タブの「検索と選択」から「オブジェクトの選択」をクリックしてください。

マウスカーソルが矢印に変わるので、削除したいテキストボックスがある範囲をドラッグして囲みましょう。

囲んだ範囲内のオブジェクトが全て選択されるため、Deleteキーを押せば一括削除できます。

この方法なら、特定のエリアにあるテキストボックスだけを効率的に削除できるでしょう。

エクセルでマクロを使ってテキストボックスを削除する方法4【VBAで自動化】

大量のテキストボックスを頻繁に削除する必要がある場合や、より確実にテキストボックスのみを削除したい場合もあるでしょう。

そんな時には、VBAマクロを使った自動削除が便利です。

VBAマクロを使えば、テキストボックスだけを識別して削除したり、特定の条件に合うテキストボックスのみを削除したりできます

繰り返し同じ削除作業を行う場合や、プログラム的に制御したい場合に有効です。

解決方法【VBAマクロでテキストボックスを削除】

「開発」タブをクリックして、「Visual Basic」ボタンをクリックしましょう。

※「開発」タブが表示されていない場合は、「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」で「開発」にチェックを入れてください。

VBAエディタが開いたら、「挿入」メニューから「標準モジュール」を選択します。

表示されたコードウィンドウに、以下のマクロコードを入力してください。

Sub DeleteAllTextBoxes()
Dim shp As Shape
For Each shp In ActiveSheet.Shapes
If shp.Type = msoTextBox Then
shp.Delete
End If
Next shp
End Sub

このマクロは、アクティブなシート内の全てのテキストボックスを検索して削除するわけです。

コードを入力したら、F5キーを押すか、「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行しましょう。

シート内の全てのテキストボックスが削除されます。

特定のシートや条件で削除するマクロ

特定のシート名を指定して削除したい場合は、コードを以下のように変更します。

Sub DeleteTextBoxesInSheet()
Dim shp As Shape
For Each shp In Worksheets(“シート名”).Shapes
If shp.Type = msoTextBox Then
shp.Delete
End If
Next shp
End Sub

「シート名」の部分を実際のシート名に変更してください。

また、特定のテキストが含まれるテキストボックスのみを削除したい場合は、以下のようなコードを使います。

Sub DeleteTextBoxesByContent()
Dim shp As Shape
For Each shp In ActiveSheet.Shapes
If shp.Type = msoTextBox Then
If InStr(shp.TextFrame2.TextRange.Text, “削除対象”) > 0 Then
shp.Delete
End If
End If
Next shp
End Sub

このマクロは「削除対象」というテキストが含まれるテキストボックスのみを削除するでしょうか。

マクロを保存する際は、ファイルの種類を「Excelマクロ有効ブック(.xlsm)」として保存することを忘れないようにしましょう。

まとめ エクセルでテキストボックスを削除(一括・まとめて・範囲・マクロ)する方法

エクセルでテキストボックスを削除(一括・まとめて大量・範囲で選択・マクロも)する方法をまとめると、枠線をクリックしてDeleteキーを押せば個別に削除でき、Ctrlキーを使えば複数のテキストボックスを同時に選択して削除可能です。

また、ジャンプ機能で「オブジェクト」を選択すれば、シート内の全てのテキストボックスを一括選択して削除でき、オブジェクトの選択と表示ペインを使えば、リストから削除したいものだけを選択的に除去できます。

VBAマクロを使えば、テキストボックスのみを自動的に識別して削除でき、特定の条件に合うテキストボックスだけを削除するような高度な処理も実現可能です。

これらの方法を状況に応じて使い分けていけば、ほとんどのケースでテキストボックス削除の問題を解決できるでしょう。

特にジャンプ機能を使った一括削除は最も効率的で簡単な方法のため、まずこの方法を試すことをおすすめします。

ただし、一括削除は元に戻せない操作のため、重要なテキストボックスが含まれている可能性がある場合は、事前にファイルのバックアップを取ることが大切です。

エクセルのオブジェクト管理機能を正しく理解して、効率的なシート整理を実現していきましょう!