方言の中でも比較的印象が残りやすいものとして、広島弁が挙げられます。
広島を舞台にした映画などで広島の方言が使用されているのも多く、言い回しが特徴的であることから、徐々に浸透しているのです。
ただ、実際に標準語から広島弁に変換することは難しいです。例えば、だけどは、広島の方言では何というのでしょうか。
ここでは、だけどや広島弁で、表現する方法について解説していきます。
目次
「だけど」を広島弁に変換する方法
逆説的な接続詞として使用されるだけどですが、広島弁に変換すると「じゃけど」「じゃが」と表現されます。
より口語的な広島弁がじゃけどであり、少しかしこまった表現がじゃがといえます。だけどとだがの違いのようなものです。
それでは、実際の例文を用いてこのだけどに対応する広島弁を見ていきましょう。
だけどの広島弁じゃけど、じゃがの使用方法
いくつかのケースに分けて確認していきます。
・①食事などに誘う場面
AさんとBさんは会社内の同僚、友人であり、AさんがBさんにランチに誘ったとします。ただ、Bさんは急ぎの用がありその後一緒に食事でもいいか返答したとします。
Aさん「Bさん、今日もランチいこ〜」
Bさん「急ぎの用終わってからじゃけどいい?」といった具合です。
・②高級ディナーを食べたときの感想
あるところで、価格は高いけれどとても美味しい夕食を食べた場面で広島弁のじゃがを使用したとします。
Cさん「ここの店の料理は高いんじゃが、おいしいのぅ」などと表現します。
ただ広島の方言の「じゃけど」や「じゃが」普段はそこまで使わない
このように解説してきました広島弁の「じゃけど」や「じゃが」ですが、実際のところ現代ではそれほど使用頻度は高くないです。
口語に近ければ標準語のだけどをそのまま使用する場合が多いためです。
どちらかというと、年配の方のほうがだけどではなく、じゃけど、じゃがを使う傾向にあります。
まとめ
ここでは標準語の「だけど」を広島弁に変換するとどう表現するのか、ということについて解説しました。
だけどは、広島弁で「じゃけど」や「じゃが」と言います。単純にだけどを使う逆説的な場面で使用すればいいのです。
ただいまでは、じゃけど、じゃがはそこまで使用する広島弁ではなく、標準語であるだけどを使うケースの方が多いといえます。
そこまで使用するものではないからこそ、きちんと理解しておき、広島弁を楽しめるようにしておきましょう。