表計算ソフトのエクセルは驚くくらい機能が充実していて、驚きますね。
ただ、機能が充実しすぎていてどう処理していいのかわからないことも多々あるでしょう。例えば、会社の信頼性を評価する指標として離職率・定着率というものがありますが、エクセルを使って一括で求める方法について知っていますか。
ここでは、エクセルを使用して離職率・定着率を計算する方法について解説していきます。
目次
そもそも離職率・定着率とは?
まずエクセルで離職率・定着率について計算していく前に、定義を確認してみましょう。
定着率とは、ある企業における指定期間で特定の人が会社を辞めずに残っている割合を指します。一方で、離職率とは定着率の逆でやめた人の全体に対する割合を指すのです。
計算式にしますと、以下の通りです。
これをエクセルを用いると、多くのデータも一括で計算できるようになるのです。
エクセルを用いて比率表示の離職率・定着率を計算してみよう
それでは、実際にデータを用いて離職率・定着率を計算していってみましょう。
(ここまでOK)
正答率を求めるには、全体の問題数を把握しておかないといけないです。SUM関数を用いて、計算しましょう。
すると以下のように、トータル数を求められます。
全体の数が計算できましたら、正答率の計算式に従って計算していきましょう。
正答率と記載したセルを作って、そこに数式を打ち込んでいきます。今回は=正解数/全体の数と入れるといいです。
すると比の表記方法で、正答率・正解率が求められました。
ただデフォルト表記では、桁数が多すぎるため、有効数字を調整しましょう。セルの上で右クリックを押し、セルの書式設定を選びます。
次いで、上のタブの表示形式、数値、小数点以下の桁数を今回は3と指定しましょう。
すると以下のように、正答率が比率で表されました。
パーセント表示にも簡単に変換できる
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比率表示で正答率・正解率を求めましたが、パーセント表示で表したいこともあるでしょう。
実は単純な計算を改めてしなくても簡単な操作で、パーセント表示することが可能です。
正答率の上で右クリックし、もう一度セルの書式設定を選びましょう。ここで、表示形式→パーセンテージ→少数点以下の桁数1にして、OKとします。
すると、以下のように簡単に百分率(パーセンテージ)の表記に変化できました。
きちんと理解して、エクセルをマスターしていきましょう。