データの記録・解析を行うツールとしてエクセルが代表的です。
エクセルではさまざまなデータ処理を行うことができますが、機能が充実しているあまり初心者にとっては「どう対処すればいいのかわからない」という状況になることがあります。例えば、エクセルで通過率について計算する方法について理解していますか。
ここでは、「通過率の定義」「エクセルで通過率を計算する方法」について解説していきます。
目次
通過率の定義
通過率とはある試験において試験を突破する割合など、全体に対する何かを成し遂げた人の割合のことを指します。
そして、この通過率をエクセルで計算する場合には特別な関数を使用する必要はなく、数式を上の定義通りに入力することで簡単に計算することができるのです。
このエクセルにおける、通過率の処理方法を以下で確認していきます。
エクセルで通過率を求める方法
それでは、実際のデータ(架空)を用いて通過率を求めていきましょう。
続いて、通過率のセルに=試験を通過した人のセル/試験を受けた総数のセルと入力していきます。
ENTERで通過率を求めていきます。
さらに、この通過率を計算されたセルの右下にカーソルを合わせた際に出る十字をダブルクリックします(オートフィル機能)。すると、一括で通過率を求めることができるのです。
このようにして、エクセル上で通過率を求めることができます。なお、この計算結果が通過率を割合表示しているものです。
百分率(パーセント)表記が必要なケースもあるため、この方法を以下で確認していきます。
エクセルで通過率を見やすく表示する(小数点の調整)
上で計算されたセルを元に、パーセントで表された通過率を求めていきます。
割合で記載された通過率の数値範囲全体を選び、上タブの%マークを選んできましょう。
これだけで、一括して通過率が百分率表記に切り替わるのです。
これらがエクセルで通過率を計算する流れです。難しい関数を使用する必要もないため、きちんとやり方を覚えていきましょう。
まとめ
ここでは、通過率の定義の確認や、エクセルで通過率を求める方法について解説しました。
通過率とは、ある試験における試験をパス(合格)した人の割合など、何かの基準に対して突破した人の比率を表したものといえます。
通過率をエクセルで計算するには、エクセル関数を使う必要はなく、単純に定義をそのまま数式として入力するだけでいいです。
なお、エクセルでは割合表記やパーセント表記を簡単に切り替えできるため、用途に応じて適宜使い分けていきましょう。
通過率の計算方法を学び、エクセルでの処理をマスターしていきましょう。