つまり |言い換え|ビジネス|丁寧な言い方|柔らかい言い方|かっこいい|例文|メール|敬語)【目上や上司や部下など】
つまり |言い換え|ビジネス|丁寧な言い方|柔らかい言い方|かっこいい|例文|メール|敬語)【目上や上司や部下など】
「つまり」は話の要点をまとめる便利な言葉ですが、ビジネスメールや会議では、相手との関係や伝えたい印象に合わせて表現を選ぶことが大切です。
目上の方へ送る文章では丁寧さを整え、部下や同僚との会話では硬すぎない言葉にすると、内容がより自然に伝わるでしょう。
この記事では、「つまり」の言い換えをシーン別に整理し、メールや口頭説明で使える例文と敬語の注意点を紹介します。
つまりの言い換え一覧表とシーン別の使い分け

それではまず、つまりの言い換え一覧表とシーン別の使い分けについて解説していきます。
ビジネスメールで使いやすい言い換え
メールでは、結論を急に押し付ける印象を避けながら、読み手が内容を整理しやすい表現を選ぶ必要があります。
「つまり」をそのまま使っても失礼ではありませんが、「したがいまして」「要するに」「結論として」などへ置き換えると、文章の目的が明確になります。
| 言い換え表現 | 向いている場面 | 与える印象 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 要するに | 長い説明を短くまとめる場面 | 簡潔でわかりやすい印象 | 要するに、今月中のご対応が必要となります。 |
| 結論として | 提案や判断を伝える場面 | 論理的で落ち着いた印象 | 結論として、現行案で進めるのが適切と考えます。 |
| したがいまして | 理由から結果を導く場面 | 丁寧で改まった印象 | したがいまして、納期は翌週へ変更となります。 |
| このため | 事情を説明した後 | 自然でやわらかい印象 | このため、会議の日程を再調整いたします。 |
| そのため | 社内外への一般的な連絡 | 親しみやすく平易な印象 | そのため、資料の再送をお願いしております。 |
| 以上を踏まえ | 複数の情報を整理した後 | 慎重で説得力のある印象 | 以上を踏まえ、次の案をご提案いたします。 |
| 換言しますと | 難しい内容を言い直す場面 | 知的で丁寧な印象 | 換言しますと、優先順位の見直しが必要です。 |
| 言い換えますと | 相手に補足説明をする場面 | 親切でやわらかい印象 | 言い換えますと、追加の確認が必要ということです。 |
目上の方に送るメールでは、断定的な「要するに」よりも、「以上を踏まえ」「このため」のように、考える過程が伝わる表現がなじみます。
一方で、社内の短い連絡に毎回かしこまった表現を使うと、かえって距離を感じさせる場合もあります。
上司や取引先に適した丁寧な言い換え
上司や取引先へ説明するときは、結論だけを強調するより、根拠と結論のつながりを丁寧に示すことが重要です。
特に依頼、謝罪、提案を含む文面では、相手が納得しやすい順番で情報を並べる意識が役立ちます。
| 表現 | 丁寧さ | 活用しやすい内容 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| したがいまして | 高い | 判断、報告、手続き | 理由を前に置くと自然です。 |
| 以上のことから | 高い | 分析結果、検討結果 | 根拠が複数あるときに適します。 |
| ご説明のとおり | 高い | 相手の発言を受ける場面 | 理解した内容に誤りがないか確認します。 |
| ご認識のとおり | 高い | 認識合わせ | 相手の理解を尊重する言い方です。 |
| まとめますと | 中程度 | 会議、口頭での報告 | メールでも使えますが少し会話的です。 |
| 端的に申し上げますと | 高い | 結論を先に伝えたい場面 | 前置きが長いと効果が薄れます。 |
上司や取引先に対しては、「つまり価格を変更します」のように結論だけを置くよりも、「原材料費の上昇が続いているため、したがいまして価格改定をお願いしたく存じます」とすると、配慮と理由が伝わりやすくなります。
「端的に申し上げますと」は、忙しい相手に結論を先に示したいときに便利です。
ただし、厳しい判断や断りを伝える場面では、結論の直前に事情を一文加えると、事務的すぎる印象を和らげられます。
同僚や部下との会話に合う柔らかい言い換え
同僚や部下とのやり取りでは、丁寧さを意識しすぎると、指示や相談が遠回しになってしまうことがあります。
相手が理解しやすい言葉で要点を示し、必要に応じて次の行動を添えるとよいでしょう。
| 言い換え表現 | 使いやすい相手 | 会話での例 |
|---|---|---|
| ということです | 同僚、部下、社内チーム | 確認が終われば、すぐ公開できるということです。 |
| 簡単に言うと | 説明をわかりやすくしたい相手 | 簡単に言うと、先に申請が必要です。 |
| 言い換えると | 補足説明をしたい相手 | 言い換えると、今週は準備期間になります。 |
| まとめると | 会議やチャット | まとめると、担当は三名で進める形です。 |
| そういうことです | 口頭の確認 | はい、その認識で問題ありません。そういうことです。 |
| ポイントは | 重要事項の共有 | ポイントは、事前確認を省かないことです。 |
「簡単に言うと」は便利な反面、複雑な事情を単純化しすぎる可能性があります。
誤解を避けるためには、要約した後に条件や例外を補足する流れを意識してください。
丁寧な言い方と敬語表現の選び方
続いては、丁寧な言い方と敬語表現の選び方を確認していきます。
敬語に置き換える際の基本
「つまり」自体は敬語ではないものの、くだけすぎた言葉というわけではありません。
ただし、役職者や顧客との文面では、前後の敬語とのバランスを見る必要があります。
やわらかい表現
つまり、来週までにご返信いただければ問題ありません。
より丁寧な表現
以上のことから、来週までにご返信をいただけましたら幸いです。
後者では、理由と依頼が自然につながり、相手への圧迫感も抑えられます。
言い換えだけを敬語にするのではなく、文全体の語尾を整えることが、読みやすいメールにつながります。
二重敬語と過剰表現への注意
丁寧にしようとして、必要以上に敬語を重ねると、かえって不自然になります。
たとえば「ご説明させていただきます」は、状況によっては問題ありませんが、相手の許可を得て説明する意味が薄い場合もあるでしょう。
そのようなときは「ご説明します」や「ご案内いたします」で十分に丁寧です。
「つまり」を丁寧に見せたいからといって、難しい言葉を重ねる必要はありません。
相手、目的、文書の長さに合った言葉を選ぶことが、もっとも実務的な敬意になります。
「したがいまして」を一文に何度も使うと、文章が硬く見えることがあります。
「そのため」「以上を踏まえ」「このことから」を適度に使い分けると、自然なリズムになります。
相手別に考える語調の調整
同じ内容でも、相手によってふさわしい表現は変わります。
役職や年齢だけで判断せず、関係性、連絡の緊急度、組織の文化も考慮するとよいでしょう。
| 相手 | おすすめの表現 | 避けたい傾向 |
|---|---|---|
| 社外の顧客 | 以上を踏まえ、したがいまして、ご認識のとおり | つまり、ぶっちゃけ、要は |
| 上司 | 結論として、端的に申し上げますと | 断定だけで終わる書き方 |
| 先輩 | このため、まとめますと | 必要以上に堅い定型文 |
| 同僚 | 要するに、ということです、ポイントは | 説明を省きすぎる言い方 |
| 部下 | 簡単に言うと、確認すると、ポイントは | 曖昧な指示だけを出すこと |
相手に合わせることは、へりくだりすぎることではありません。
内容が正確に伝わり、次の行動がわかる表現を選ぶことが、ビジネスコミュニケーションの基本です。
メールで使える言い換え例文
続いては、メールで使える言い換え例文を確認していきます。
依頼メールでの例文
依頼メールでは、依頼したい事項、期限、背景をわかりやすく示します。
「つまり」を使って結論へ進む場合も、相手にお願いする理由を先に伝えると、受け取りやすくなるでしょう。
件名 資料確認のお願い
お世話になっております。
先日の打ち合わせ内容を反映し、資料を更新いたしました。
以上を踏まえ、公開前に内容をご確認いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、金曜日までにご意見をお寄せください。
この例では「つまり」を「以上を踏まえ」へ置き換えています。
単なる要約ではなく、前の説明を受けて依頼へつなげる役割を持たせている点が特徴です。
報告メールでの例文
報告メールでは、読み手が最初に知りたい結論を見つけられる構成にします。
結果、理由、今後の対応の順に並べると、短い文章でも状況を把握しやすくなります。
ご依頼いただいた調査が完了いたしました。
確認の結果、現時点では重大な問題は見つかっておりません。
結論として、予定どおり次の工程へ進める見込みです。
なお、軽微な修正箇所については、本日中に対応いたします。
「結論として」は、報告の締めに向いている表現です。
ただし、結論の根拠が重要な案件では、調査内容や判断基準を省略しないよう注意してください。
お詫びと日程変更メールでの例文
お詫びのメールでは、事情を長く説明しすぎないことも大切です。
謝罪、事実、対応策の順に伝え、相手の負担をできるだけ減らす提案を添えます。
このたびは、資料送付が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。
確認作業に想定以上の時間を要したため、送付予定日を変更させていただくこととなりました。
そのため、資料は明日の午前中までにお送りいたします。
ご迷惑をおかけし恐縮ですが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
お詫びの場面では、「つまり遅れます」のような短い結論は冷たく映ることがあります。
「そのため」を用いて事情から対応へつなげると、誠実な印象になりやすいでしょう。
会議と口頭説明での言い換え
続いては、会議と口頭説明での言い換えを確認していきます。
結論を先に伝える表現
会議では、話の結論が見えないまま説明が続くと、聞き手が要点をつかみにくくなります。
最初に「結論から申し上げますと」と置くことで、聞き手はその後の説明を理解しやすくなります。
「要するに」は親しみやすい表現ですが、正式な役員会や顧客への発表では、「結論として」「端的に申し上げますと」のほうがなじむ場合があります。
結論を先に伝えた後は、理由を二つか三つに絞ると、話が散らかりません。
難しい内容を言い直す表現
専門用語や数字が続く説明では、聞き手によって理解度が異なります。
そこで「言い換えますと」や「簡単に申し上げますと」を使い、重要な意味を別の言葉で伝えます。
専門的な説明
各部門の申請フローを統合し、承認権限を再設定します。
言い換えますと、これまで部門ごとに行っていた申請を、一つの窓口で管理する形です。
言い直しは、同じ言葉を繰り返すことではありません。
相手が持つ知識や立場に合わせて、具体例や行動に置き換えることがポイントです。
認識を合わせる表現
会議の終盤では、決定事項と担当者を確認します。
ここで「つまり」を使うなら、「まとめますと」や「確認しますと」が実用的です。
| 確認したい内容 | 使える表現 | 例文 |
|---|---|---|
| 決定事項 | まとめますと | まとめますと、第一案をベースに修正を進めます。 |
| 担当者 | 確認しますと | 確認しますと、資料作成は私、確認は田中さんの担当です。 |
| 期限 | ご認識のとおり | ご認識のとおり、提出期限は来週火曜日です。 |
| 次の行動 | このため | このため、本日中に作業一覧を共有します。 |
認識合わせでは、言い換えの後に具体的な期限や担当を置くことが欠かせません。
抽象的なまとめだけで終えると、会議後に解釈の違いが生まれるおそれがあります。
かっこいい表現と自然な文章の整え方
続いては、かっこいい表現と自然な文章の整え方を確認していきます。
知的に見える表現の選択
ビジネス文章で「かっこいい」表現を目指すなら、難解な言葉を増やすより、論理の流れを整えることが近道です。
「換言しますと」「以上を総合しますと」「結論として」は、適切な位置で使うと端正な印象になります。
ただし、日常的な連絡で多用すると、距離のある文章に感じられるかもしれません。
格好よさは語彙の難しさではなく、相手への伝わりやすさから生まれます。
接続詞との組み合わせ
「つまり」の言い換えは、接続詞と組み合わせることで、文章の関係がさらに明確になります。
| 前の内容との関係 | 組み合わせ例 | 文章例 |
|---|---|---|
| 理由から結果へ進む | そのため、したがいまして | 確認に時間を要したため、そのため回答は明日となります。 |
| 情報を整理する | 要するに、まとめますと | 要するに、優先順位の再設定が必要です。 |
| 判断を示す | 結論として、以上を踏まえ | 以上を踏まえ、今回は見送る判断といたします。 |
| 補足して言い直す | 換言しますと、言い換えますと | 換言しますと、対象は国内拠点に限られます。 |
一文の中で「そのため」と「つまり」を重ねると、関係がくどくなることがあります。
理由と結論のどちらを強調したいのかを決め、一文につき中心となる接続表現を一つにすると読みやすくなります。
避けたい言い回しと修正例
口語では問題ない言葉でも、正式なメールでは軽く見える場合があります。
特に「要は」「ぶっちゃけ」「結局のところ」は、相手や組織の雰囲気を選ぶ表現です。
避けたい例
要は、そちらで対応してほしいです。
整えた例
以上を踏まえ、恐れ入りますが貴社にてご対応をご検討いただけますでしょうか。
修正後の文章では、依頼の背景と相手への配慮が伝わります。
ただし、社内チャットまで常に長文化する必要はありません。
伝達速度が大切な場面では、「まとめると、今日中に確認をお願いします」のように、短く明快に伝える選択も有効です。
言い換えを使う際の注意点
続いては、言い換えを使う際の注意点を確認していきます。
結論と理由の順序
「つまり」の言い換えは、前にある説明をまとめるための言葉です。
そのため、根拠がないまま「結論として」だけを置くと、唐突な印象になります。
急ぎの連絡では結論を先に伝え、その後に理由を補う構成が適しています。
一方で、相手の納得が必要な提案では、事情を示してから「以上を踏まえ」と結ぶほうが自然でしょう。
同じ表現の繰り返し
長いメールや報告書では、「そのため」や「したがいまして」が何度も続くことがあります。
同じ語句が続くと単調になり、重要な箇所が埋もれてしまいます。
要約には「まとめますと」、判断には「結論として」、補足には「言い換えますと」というように役割を分けると、文章にメリハリが出ます。
相手の理解を確認する姿勢
言い換えは、話し手がわかりやすく説明するためだけのものではありません。
相手の理解を確認し、認識のずれを防ぐためにも役立ちます。
会話の最後には、「ご認識に相違がありましたらお知らせください」や「この理解で問題ないでしょうか」と添えると安心です。
特に業務の分担、納期、費用に関する内容では、要約表現の後に確認の一文を置く習慣が有効です。
まとめ
「つまり」の言い換えは、単語を難しくするためではなく、相手に合わせて要点をわかりやすく届けるための工夫です。
上司や取引先には「したがいまして」「以上を踏まえ」「結論として」が使いやすく、同僚や部下には「まとめると」「ということです」「ポイントは」が自然になじみます。
メールでは理由、結論、次の行動を整理し、会議では要約の後に担当者や期限を明確にしてください。
相手との関係と伝える目的に合う表現を選ぶことで、丁寧さと読みやすさを両立できるでしょう。