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マグニチュード8はどのくらい?震度換算は何・いくつ?7との違いは?過去にあったのか

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マグニチュード8はどのくらい?震度換算は何・いくつ?7との違いは?過去にあったのか

地震のニュースを見ていると、必ず耳にする「マグニチュード」という言葉。特にマグニチュード8クラスの地震が発生すると、その被害の大きさから世界中で大きく報道されることになります。

しかし、マグニチュード8が具体的にどれほどのエネルギーを持つ地震なのか、正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。また、日本で馴染み深い「震度」との関係性や、マグニチュード7との違いについても曖昧な理解のまま過ごしている方も多いはず。

本記事では、マグニチュード8の地震について、そのエネルギー規模から震度との関係、マグニチュード7との比較、さらには過去に実際に発生した事例まで、詳しく解説していきます。地震大国である日本に住む私たちにとって、正しい知識を持つことは防災の第一歩とも言えるでしょう。

それでは、まずマグニチュード8がどれほどの規模なのかについて見ていきましょう。

目次

マグニチュード8のエネルギー規模はどのくらいか

マグニチュード8の地震は、一言で表すなら「巨大地震」に分類される非常に大きな地震です。では、具体的にどれほどのエネルギーを持つのでしょうか。

マグニチュード8が放出するエネルギー量

マグニチュード8の地震が放出するエネルギーは、約6.3×10^16ジュール(63ペタジュール)にも達します。

この数値だけではイメージしにくいかもしれませんが、非常に大規模な爆発のエネルギーの約1,000倍以上に相当するエネルギーと言えば、その凄まじさが伝わるでしょうか。また、TNT火薬に換算すると約1,500万トン分のエネルギーに相当する計算になります。

マグニチュード8の地震は、地球上で年間に1回程度しか発生しない規模の巨大地震です。発生頻度の低さからも、その特別な規模が理解できるでしょう。

このクラスの地震になると、震源域の長さは100km以上に及ぶことも珍しくありません。海底で発生した場合には大規模な津波を引き起こす可能性も高く、沿岸部への甚大な被害が懸念されます。

他の自然現象やエネルギー源との比較

マグニチュード8のエネルギーを、より身近な例と比較してみましょう。

比較対象 エネルギー量 M8との比較
大規模爆発 約6.3×10^13ジュール 約1,000倍以上
超大型爆発 約4.2×10^15ジュール 約15倍
年間の大規模電力消費 約3.6×10^15ジュール 約17.5年分
台風1個のエネルギー 約6×10^17ジュール 台風の約1/10

このように比較すると、マグニチュード8の地震がいかに膨大なエネルギーを持つかがわかります。ただし、台風のエネルギーと比べると約10分の1程度であり、自然現象の中にはさらに大きなエネルギーを持つものも存在するのです。

地震の規模を表す指標としてのマグニチュード

マグニチュードは、地震そのものが持つエネルギーの大きさを表す指標として考案されました。

【マグニチュードの定義】

M = log10(A) + 補正値

※Aは地震計で記録された最大振幅

現代では、より正確なモーメントマグニチュード(Mw)が国際的に使用されており、これは地震の規模を物理的な断層のずれの大きさから算出する方法です。マグニチュード8クラスになると、断層のずれの長さは100km以上、ずれの幅も数十kmに及ぶことが一般的でしょう。

この規模の地震では、地殻変動も顕著に現れ、場合によっては数メートル単位で地盤が隆起したり沈降したりすることもあります。

マグニチュード8と震度の関係・換算について

マグニチュードと震度は混同されやすい概念ですが、実は全く異なる指標です。ここでは両者の関係性について詳しく見ていきましょう。

マグニチュードと震度の基本的な違い

マグニチュードは地震そのもののエネルギーの大きさ

を表すのに対し、震度はある特定の場所での揺れの強さを表します。

例えるなら、マグニチュードは電球の明るさ(ワット数)、震度はその場所での明るさの感じ方に似ています。同じ100ワットの電球でも、近くにいれば明るく感じ、遠くにいれば暗く感じるのと同じように、同じマグニチュードの地震でも、震源からの距離や地盤の状態によって震度は大きく変わるのです。

項目 マグニチュード 震度
表すもの 地震のエネルギーの大きさ ある地点での揺れの強さ
値の数 1つの地震に1つの値 1つの地震でも場所ごとに異なる
単位 なし(対数スケール) 0〜7(日本独自の階級)
国際性 世界共通 日本独自(海外では使用されない)

このように、マグニチュードは地震全体を評価する絶対的な指標であり、震度は観測地点ごとの相対的な指標と言えるでしょう。

マグニチュード8の地震で予想される震度

マグニチュード8の地震が発生した場合、どの程度の震度が観測されるのでしょうか。

実は、マグニチュードから震度を一意に決定することはできません。なぜなら、震度は震源からの距離、震源の深さ、地盤の状態など、様々な要因によって変化するからです。

【震度の決定要因】

・震源からの距離(遠いほど震度は小さい)

・震源の深さ(浅いほど震度は大きい)

・地盤の性質(軟弱な地盤ほど揺れやすい)

・地震波の伝わり方

一般的な目安として、マグニチュード8の地震では次のような震度分布が考えられます。

震源の直上やごく近い地域では震度6強から7の激しい揺れが観測される可能性が高いでしょう。震源から数十km離れた地域でも震度5強から6弱程度の強い揺れが発生し、さらに100km以上離れた地域でも震度4から5弱の揺れを感じることがあります。

実際の地震における震度分布の特徴

過去のマグニチュード8クラスの地震における震度分布を見ると、その広範囲への影響がよくわかります。

海溝型の巨大地震の場合、震源域が広範囲に及ぶため、複数の都道府県で同時に強い揺れが観測されることもあります。

マグニチュード8の地震では、強い揺れを感じる範囲が半径数百kmに及ぶことも珍しくありません。震源から遠く離れた地域でも、長周期地震動による高層ビルの揺れなど、二次的な影響が出る可能性があります。

このような広域災害では、救援活動や物資の輸送などにも大きな困難が伴うでしょう。震度の分布は地震のタイプや震源の深さによって大きく異なるため、一概には言えませんが、M8クラスでは広い範囲で防災対応が必要になることは確実です。

マグニチュード8と7の違いは何か

マグニチュード8と7は、数値上ではわずか1の差に見えますが、実際のエネルギー差は非常に大きいものがあります。その違いについて詳しく確認していきましょう。

エネルギーの差は約32倍

マグニチュードは対数スケールで表されるため、マグニチュードが1大きくなるとエネルギーは約32倍になります。

つまり、マグニチュード8の地震は、マグニチュード7の地震の約32倍のエネルギーを持っているということです。これは非常に大きな差であり、被害の規模も大きく異なってきます。

【エネルギー比較の計算例】

M7のエネルギー:約2.0×10^15ジュール

M8のエネルギー:約6.3×10^16ジュール

比率:6.3×10^16 ÷ 2.0×10^15 ≒ 31.5倍

この32倍という数字を実感するのは難しいかもしれませんが、エネルギー量で比較すると、その差は歴然でしょう。

マグニチュード エネルギー(ジュール) 相対的な規模 発生頻度(世界全体)
7.0 約2.0×10^15 1 年間約15回
8.0 約6.3×10^16 約32倍 年間約1回

被害規模と影響範囲の違い

エネルギーの差は、当然ながら被害の規模にも大きく影響します。

マグニチュード7の地震でも局所的には甚大な被害が発生しますが、マグニチュード8になると被害は広域に及び、複数の県や地域を巻き込む大災害となる可能性が高まります。

建物の被害状況を見ても、M7では震源近くの旧耐震基準の建物を中心に被害が出るのに対し、M8では新耐震基準の建物でも損傷を受ける可能性が増し、被害範囲も数倍に広がるでしょう。

また、津波の発生リスクも異なります。海底でM7の地震が発生した場合でも津波は発生しますが、M8クラスになると津波の高さや到達範囲が桁違いに大きくなり、10メートルを超える大津波が広範囲を襲う可能性も出てきます。

地震活動としての位置づけの違い

地震学的な観点から見ると、M7とM8では地震活動としての位置づけも異なります。

マグニチュード7クラスの地震は「大地震」と呼ばれ、世界全体では年間に約15回程度発生しています。一方、マグニチュード8クラスは「巨大地震」と呼ばれ、発生頻度は年間約1回程度と大幅に少なくなります。

マグニチュード8クラスの地震は、数十年から数百年に一度という長い活動周期を持つプレート境界で発生することが多く、そのためM7と比べて発生予測や防災対策の考え方も異なってきます。

また、M8クラスの地震は余震活動も活発で、M7クラスの余震が複数回発生することも珍しくありません。このような余震による二次災害のリスクも、M7の地震とは比較にならないほど高いと言えるでしょう。

過去に発生したマグニチュード8クラスの地震の特徴

マグニチュード8クラスの地震は歴史的にも数多く発生しており、その特徴を理解することで、今後の防災対策に活かすことができます。

国内で発生したマグニチュード8以上の地震の傾向

日本は地震大国として知られており、マグニチュード8以上の地震も複数回経験してきました。

これらの地震の多くは海溝型地震であり、太平洋プレートとユーラシアプレートの境界で発生しています。震源が海底にあるため、津波を伴うケースが多いのが特徴でしょう。

震源の深さは比較的浅く、10km〜40km程度のものが多く見られます。このため、震源域の直上では非常に強い揺れが発生し、沿岸部では地震発生から数分〜数十分で津波が到達することもあります。

地震のタイプ 特徴 主な影響
海溝型地震 プレート境界で発生、震源域が広い 広域の揺れ、津波のリスク大
内陸直下型 活断層のずれで発生、震源が浅い 局所的に激しい揺れ、地表のずれ

海溝型のM8クラス地震では、震源域が長さ100km以上、幅数十kmに及ぶことが一般的です。このため、複数の地域で同時に強い揺れが観測され、広域災害となりやすい傾向があります。

世界で発生したマグニチュード8以上の地震の傾向

世界に目を向けると、M8以上の地震は環太平洋火山帯沿いに集中して発生しています。

特に、プレートの沈み込み帯では巨大地震が発生しやすく、南米西岸、アラスカ、インドネシア、日本周辺などが高リスク地域として知られています。

これらの地域では、数十年から数百年の周期でM8クラスの地震が繰り返し発生しており、地震の活動サイクルが存在することが研究で明らかになっています。

【M8以上の地震が発生しやすい地域】

・環太平洋火山帯(太平洋を取り囲む地域)

・プレート沈み込み帯

・大規模な断層系周辺

観測史上最大規模の地震もM9クラスであり、M8はその一歩手前の規模です。しかし、被害の大きさは震源の位置や深さ、人口密集地との距離などによって大きく変わるため、M8だからといって被害が小さいとは限りません。

マグニチュード8クラスの地震から学ぶべきこと

過去の地震から、私たちは多くの教訓を得ることができます。

まず、マグニチュード8クラスの地震は必ず発生するという認識を持つことが重要でしょう。特に日本周辺では、プレート境界に位置することから、今後も同規模の地震が発生する可能性は非常に高いのです。

次に、津波への備えの重要性が挙げられます。海溝型の巨大地震では、地震の揺れそのものよりも津波による被害が甚大になることが多く、沿岸部では迅速な避難体制の整備が不可欠です。

津波が来たら、各自が速やかに高台へ避難することが重要です。一人ひとりが自分の命を守る行動を取ることの大切さを、常に意識しておく必要があります。

また、建物の耐震化や非常用物資の備蓄、避難経路の確認など、日頃からの備えが被害の軽減につながることも明らかです。マグニチュード8という巨大地震の脅威を正しく理解し、適切な防災対策を講じることが、私たち一人ひとりに求められているのです。

まとめ

マグニチュード8は、非常に大規模なエネルギーを持つ巨大地震であり、世界全体でも年間1回程度しか発生しない特別な規模の地震です。マグニチュードは地震そのもののエネルギーを表す指標であり、震度とは異なる概念ですが、M8クラスの地震では震源近くで震度6強から7の激しい揺れが発生し、数百km離れた地域でも震度4以上の揺れを感じることがあります。

マグニチュード7と8の差はわずか1ですが、エネルギーは約32倍も異なり、被害の規模や影響範囲も桁違いに大きくなるのが特徴でしょう。過去に多くのM8以上の地震が発生し、甚大な被害をもたらしてきました。

地震大国である日本に住む私たちにとって、マグニチュード8クラスの地震は決して他人事ではありません。正しい知識を持ち、日頃から防災対策を講じることが、いざという時に自分や家族の命を守ることにつながります。過去の地震から学び、未来に備える姿勢を持ち続けることが大切なのです。

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