私たちが生活していると何気なく言葉をつかいがちですが、似たような使い方をしているが、実は違いがある用語がたくさんあります。
例えば、「普通」と「普段」一見するとほぼ同じ意味に思えますが、厳密には異なります。
ここでは、普通と普段の用語の違いについて、実用例を用いて解説していきます。
目次
普通とは?
普通という言葉は、基本的に「一般的な」「常識的な」「汎用的な」という意味合いで使用します。ただ、この「普通」のとらえ方は人によって個人差があります。
具体的には、普通の仕事、普通の食事、普通の服など名詞の前に普通のという表現をします。
「普通」の具体例
普通の仕事といえば、業種としては様々あるにしろ、公務員やサラリーマンなどの職業を思い浮かべます。
普通の食事のなかでも、普通の朝食であれば、パンとベーコンエッグ、牛乳などが挙げられます。
一方で、普通の服とは、それぞれの場面にきていくべき常識的な服といえます。例えば、結婚式にきていく普通の服であればスーツです。
以下のようなものです。
医者であれば白衣が普通の服にあたるわけです。
他にも、行動の前にも普通とつけ、普通の歩き方などと表現することもあります。
普段とは?普通との違いは?
一方で普段とは、普通とは意味が異なり、「日常的」「いつも通りの」というような意味で使用するのです。
具体的には、普段の仕事であれば、職業は問わずその人が行っている日常的な仕事を指します。
普段の食事であれば、対象者が毎日辛いものを食べている方であればそれが普段に相当するのです。
普段の服はちょっと扱いが異なり、普段着という表現もあることから、普通の服である日常的な服のことを含みます。
以下のようなものです。
ただ、その人にとっての普段の服であれば、ハロウィンでの仮装のような格好をしているのであれば、それが普段にあたるのです。
このように、普段と普通には、意味やその使用方法に違いがあるのです。
まとめ
ここでは、普段と普通の違いについて解説しました。
普通では、「一般的な」「常識的な」「汎用的な」という意味があります。使い方としては、普通の仕事、普通の食事、普通の服などと表現します。
一方で、普段の仕事であれば、「日常的」「いつも通りの」という意味で使用します。使い方は、普通のと同様、名詞の頭につけて、意味をくわえるのです。
普通と普段の違いを身につけ、日常生活に役立てていきましょう。