科学的な解析を行う際には、物質の基礎的な性質を理解しておくといい場面が多いです。
例えば、不活性ガスとして有名な気体にアルゴンが挙げられますが、このアルゴンの性質について理解していますか。
ここでは「アルゴンの分子式(元素記号)」「アルゴンは空気よりも重いのか?軽いのか?」「アルゴンの空気中の割合」「アルゴンの電子配置」について解説していきます。
目次
アルゴンの組成式・分子式(元素記号)は?
まず、アルゴンの組成式・分子式(元素記号)について確認します。
アルゴンの組成式・分子式は単原子分子であるため、元素記号のままのArで表されます。なお、化学式という言葉がありますが、これは分子式や構造式などの各表し方の総称のことを指しています。
つまりアルゴンなどの化学物質において「分子式」とは、化学式の一種であることを理解しておくといいです。
アルゴンを始めとして元素記号は暗記するしかないので、一つ一つ覚えていきましょう。
アルゴンの電子配置
なお、元素記号(組成式・分子式)と併せて電子配置も覚えておくといいです。
そして、アルゴンの電子配置は、K殻に2個、L殻に8個、M殻に8個の電子が入った構造を取ります。
アルゴンは空気よりも重い?軽い?
なお、アルゴンは空気よりも重いのか?空気よりも軽いのかについても考えていきます。
アルゴンの比重(空気との密度の比)は約1.65であるため、空気よりも重いです。そのため、アルゴンガスが空気中に出てきた場合、アルゴンの方が下に沈んでくることを覚えておくといいです。
アルゴンの空気中の割合は?
なお、アルゴンは空気よりも軽いのか?重いのかという記載をしましたが、実は空気の中にもごく微量含まれています。具体的には、空気中の約1%がこのアルゴンで構成されています。
なお、空気を構成する元素としては、窒素が約8割、酸素が約2割で残りの少々がこのアルゴンや二酸化炭素であることを理解しておくといいです。
まとめ アルゴンの組成式・分子式(元素記号)、電子配置、空気より重いか?空気中の割合は?
ここでは「アルゴンの分子式(元素記号)」「アルゴンは空気よりも重いのか?軽いのか?」「アルゴンの空気中の割合」「アルゴンの電子配置」について解説しました。
アルゴンの組成式・分子式(元素記号)はArであり、アルゴンの電子配置は上述のようK殻に2個、L殻に8個、M殻に8個の電子が入った構造となります。
なお、アルゴンの比重は約1.65と空気よりも重いです。空気中の割合は約1%です。
アルゴン等の各物質の性質を理解し、より毎日を楽しんでいきましょう。